海外FXの安全性について

当サイトの投資戦略を実行するにあたってどうしても必要だったのが「低額で自動売買できる口座」でした。
そしてそれが使えるのは海外のFX業者(日本で未認可のFX業者)のみ。
具体的にはXM Tradingのマイクロ口座とFBSのセント口座の2択でした。

このときは「海外のFX業者って使っても大丈夫なの?」という意識でいたので調べてみたら、思ったより安全だったというお話です。

日本で未認可の業者を使うのは違法なのでは?

一番最初に気になったのはこれです。
不安の元になってるのは金融庁が出してるこの注意喚起ではないでしょうか。(以下抜粋)

 金融商品取引法に基づく登録を受けていない海外所在業者が、インターネットに日本語ホームページを開設する等により、外国為替証拠金取引(FX取引)や有価証券投資等の勧誘を行っている例が見受けられます。
 また最近、海外所在の無登録業者とバイナリーオプション取引を行い、出金に応じてもらえないなどのトラブルになっている例も見られます。
 日本で登録を受けずに金融商品取引業を行うことは違法です。取引を行う前に取引の相手が登録を受けているかこちらで確認して、無登録の海外所在業者との取引は行わないよう、注意してください。

金融庁HPより https://www.fsa.go.jp/ordinary/kanyu/20090731.html

ここで「日本で登録を受けずに金融商品取引業を行うことは違法です。」と書かれていますが、違法性を問われるのは営業する業者側です。

トレードをする側(業者を使う側)への規制は無いので、その点は安心して大丈夫です。

金融庁が危険って言ってるけど本当に大丈夫なの?

次に気になったのはこれ。

確かに日本の登録業者なら詐欺にあうことは無いのでしょうが、海外の業者全てが危ないということはありません。当たり前ですね。

確かに悪徳業者もいますが、XM Tradingのような日本以外でもまともに営業してる業者を普通に使う分には国内の業者とリスクはそう変わりません。

調べてみたら実は国内業者よりも安全なのでは?

海外業者の危険性を調べてて逆に知ったのですが、XM Tradingのような日本の規制を受けない業者は、「ゼロカット(ネガティブ・バランス・プロテクション)」という仕組みを持つことができます。

ゼロカットは、相場急変などでロスカットが間に合わなかった時に資産がマイナスになってしまったとしても、マイナス分を業者が補填してくれるという安全装置です。
恐ろしいことに日本ではゼロカットが法律で”禁止”されているので、国内FX業者を使う限りこの負債リスクは絶対に避けることができません。

具体的な金額で言うとZAI FXの記事ではトータル673万の損失で317万の借金の例があるので、投資額と同額程度の借金を背負う事態は実際に発生しています。

国内FX業者では当たり前の「借金を背負うリスク」を今まで負っていたのが馬鹿らしくなりました。

ちなみに、なんで日本はこんな投資家に不利な規制をしてるのかと思って、金融庁の有識者による検討会の議事録を見てみました。

ネガティブ・バランス・プロテクションという規制によって、リスクが投資家から移転された業者はビットアスクを広げてロスカットをつけにいくというインセンティブが働くということが問題なのです。投資家にとってみると、自分の未収金を払わなくて、請求されないので、よりリスクをとって大きなギャンブルをしても、損をすることはないわけです。このような変な行動をとり始めることを懸念しています。

店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会(第3回)議事録

要するに「安全装置があると無茶をする奴がでてくるから」ってことですね。
これって「シートベルトやエアバックがあると安全と思ってスピード違反をする奴が出てくるから、安全装備は禁止」と同じ論理だと思うのですが。。

その一方で「危ないから時速25キロ以上でる車は販売禁止(レバレッジ25倍規制)」と規制して「外車はハイリスク!時速100キロとか200キロとか出て危険だから買わないようにしましょう(でも安全装置が付いてることは言わない)」ということみたいです。いったいどっちが詐欺まがいなんだか。

というわけで、この点で管理人はもう国内FX業者を使うのはやめようと決めました。
もっと安全なところがあるのに借金リスクなんか負ってられるか。

その他の疑問

以下も決して小さなことでは無いんですが、別に海外業者だからとかあんまり関係ないし、他のサイトでもいっぱい情報出てるので簡単に紹介だけ。

レバレッジが高いと危険では?

レバレッジが高いと取引Lot数を増やせるので単に「ハイリスクな取引もできる」というだけです。

同じLot数で運用するならば、レバレッジが低いほうが証拠金が多く必要でロスカットしやすくなるので危険ともいえます。

管理人としては、運用に幅が持てるのでレバレッジはあればあるだけ良いと思っています。
先に書いたゼロカットを採用してる業者を使うなら、日本の業者ほどハイレバレッジのリスクはありませんしね。
まあ、ハイレバで一発逆転みたいなのはおすすめしませんが。

ライセンスの信頼性が低いんだけど大丈夫?

日本人相手の海外FX業者は大抵信頼性の低いライセンスを使用して営業しているので判断に困ります。

これは「その業者が緩いライセンスしか取れないから」という場合もありますが、「日本からの圧力で信頼性の高い認証機関から日本人向けサービスが締め出された」という場合があるからです。ほんと余計な事してくれます。

なので、日本以外の地域向けに取得しているライセンスも確認しないと判断できません。

XM Tradingだと、日本向け法人はセーシェル金融庁のライセンス(信頼性低い)を使っていますが、日本以外の地域向けについてxm.comの情報を見ると(以下)、地域によってキプロス(CySEC)だったりイギリス(FCA)だったりと世界的にも審査基準の高いライセンスを取得しており、業者としての信頼性は高いと考えられます。

Trading Point of Financial Instruments Limited is authorised and regulated by the Cyprus Securities and Exchange Commission (Licence number: 120/10).
XM Global Limited is authorised and regulated by the International Financial Services Commission (IFSC) (000261/106).
Trading Point of Financial Instruments UK Limited is authorised and regulated by the Financial Conduct Authority (FRN: 705428).
Trading Point of Financial Instruments Pty Ltd is authorised and regulated by the Australian Securities and Investment Commission (AFSL 443670).
Trading Point MENA Limited is authorised and regulated by the Dubai Financial Services Authority (DFSA) (Reference No. F003484).

xm.com

出金制限は?

金融庁で注意喚起しているような詐欺による出金制限などは論外ですが、XM Tradingでも禁止されている不正な取引を行うと出金制限というか最悪口座を凍結されることはあります。

禁止されてるのは、複数口座や複数業者・複数人の口座を使った両建て、窓開けのみを狙った取引、アービトラージ、他人名義の口座での取引などです。同一口座内での両建ては許可されてます。

意図的にやらなくても、複数の口座を持っていたり、複数業者に口座を持っている場合は、誤って両建てになってしてしまうことがあるので注意が必要です。
自動取引だと気をつけようが無いので、業者によらず複数口座での取引はしないのが無難です。

窓開け取引は指標発表だけを狙っていれば別ですが、恒常的に取引してればあまり問題になりません。引っかかると最初にレバレッジが規制されるので、その時まっとうに対処すればヨシ。

複数人での両建てやアービトラージは狙わないとできないでしょうし、他人名義の口座で取引するとか凍結されて当然なのでパス。ただ、余計な疑いをかけられないように入出金は必ず自身の名義で実施しましょう。

信託保全は?

逆に安全(レバレッジの使い方、ゼロカット(ネガティブ・バランス・プロテクション))

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